うみのくるしみ

よっこらしょっと重い腰をあげてさ

27才の8月 近況

地味な一年になるだろうと思って迎えた27才だが、想像以上に地味である。気分は悪くない。最近感じる変化について書いていく。


化粧が顔に合わなくなった

たまに化粧をすると10年以上前のギャルみたいな顔になる。日に焼けたからか? 田中みな実が美にこだわる理由が少しわかった気がした。化粧も服も髪型も、別にこだわりなく似合ってればなんでもいいと思っていたが、これまで似合っていたものが似合わなくなっていることに加齢を感じた。これからは日焼け止めをちゃんと塗るとか、お風呂上がりに保湿するとか、少し良いドライヤーを使うとか。


丁寧な暮らしをバカにするのはやめたい

大変性格が悪いので、私は丁寧な暮らしを心底バカにしている節がある。丁寧な暮らしを好んでいてそれができる人はうさぎと亀でいうところの亀で、私はうさぎだ。別に私たちは競争しているわけでないと頭ではわかっている。そして人は生産するために生きているわけではないということも、頭ではわかっている。なのに生産的でない行動をとっている状態に焦ってしまい、やきもきする。選択の基準はいつも生産性があるかどうかだ。生産的でなくてもそれをよしとできる亀を、その余裕を、私はまだ許せないようだ。丁寧な暮らしとかいってるやつはたいていいうほど生産してないし、そのツケはこちらにまわってきているというのがうさぎの持論だ。こちとら殺気立ってなきゃ生きてる心地がしないのに…。

とはいえもう戦場はこりごりなので、穏やかでいたい。恋愛市場もまっぴらごめん、職場にこいと言われるだけでイライラする。親しくない人や仕事の人とはあまり関わりたくない。つまり大いなる矛盾の渦のちょうど真ん中に立っていて、わりと視界が悪い。どうにかしたいが耐えるしかないのか。


体力気力モチベーション、すべてが低い

しかしまあ、体力の衰え、気力の低下、なにより殺気立って生きてたところで別にその先何もないってことに気づいてしまった今。実は亀でもいいんじゃないか、そうやって、ゆるゆると生きてもいいんじゃない? と囁く己の声が聞こえる。

甘えていいのか、その声に身を委ねてよいのか、そもそもそれが自分にできるのかまだわからない。うさぎは体力が尽き、亀の仲間にもなれない。そうだ、世の中は別に二項対立でできてないのだとここで思い出す。


かなり低速で歩いているので、同じ景色がずっと続いている。景色が一変するような何かも別に求めていない。田舎に来てしまったみたいだ。カントリーロード〜♪この道〜♪ずっと〜♪ゆけば〜♪

どこに続いているんでしょうか。またも、幸福でしょうか。