うみのくるしみ

よっこらしょっと重い腰をあげてさ

すんと立っている

人生にはいくつかターニングポイントがある。それは別に大学を卒業したとか就職したとか転職したとか、社会的に分かりやすい時とイコールではない。なんというか、答えが出たときというかこれまで長いこと悩んでいたことを上手く言い表せて、腹の底から納得できた時がそれに当たる。あ、わかったぞ、と。それこそ5、6年悩んでいたことに終止符を打てた瞬間。そこからは丁寧な答え合わせで、納得をまた噛み締め、味わうような日々が続きその中でまた課題が出てきて悩み始める。次のターニングポイントがいつになるかはわからないが、考え続ける。ヒントのような出来事や誰かの言葉や経験がつながって時期が来ると、ちゃんとわかるのだ。いつか分かると思いながら考え続けていて、それが自分への信頼に繋がっている。課題の根源にあるのは漠然とした不安で、いつも怯えている。弱い人間だ。現実的な対処の方法と合わせて、心の持ち方についてよく考える。私は26を過ぎたあたりから、35才以降のことが不安でいる。なんだか凄く揺らぐ気がしていて、揺らいだ自分を支えられるかは今の過ごし方にかかっていると思っている。だから常に、これは未来の私を助ける選択だろうか、ちゃんと支える過去になってくれるかと問うている。一つ気づいたことがある。私は割と好奇心旺盛で、知らないところに行くのが好きで知らない人を知るのが好きだ。話したくないのに知りたい。傲慢なことにね。ただ好奇心旺盛なのはいいことだと思う。嫌いだったものも好きになる。興味を持つようになる。変化を起こして楽しんでいきたい。最近魚が食べられるようになったことだし、肉ばかりでなく魚レシピを覚えたい。変わらないものに頼るのではなく、変わっていくものを乗りこなしていけるようになりたい。そのためのゼロ地点を見つけたい。なんにせよ練習が必要だ。