うみのくるしみ

よっこらしょっと重い腰をあげてさ

言いたいことにひっぱられない

言いたいことがあるのか、ないのかあるべきなのか、そんなものはないほうがよいのか、まあ5年くらい悩んでるところでして。

いつかのR18文学大賞の講評で辻村深月三浦しをんが、説教くさい小説はちょっと……と言っていて、そらそうだよねとなった記憶が蘇った。エンタメに振り切るならそれもありかもしれないけど。だんだん歳をとって、主張も曖昧、主義もぶれぶれ、平たく言うと丸くなったので今は説教くさい文章からは縁遠くなったと思う。

面で見るか、点で見るかみたいな話をすると、今日くらい重みのある話はたとえ救いがなくても簡単に幕引きさせない気がした。というか粒度が違うのか。コンテンツの一部とするかテーマに据えるかのちがいなのかもしれない。あ、これけっこう大事かもしれない。言わせたいセリフを中心に書いてるとコンテンツだったものがテーマっぽくなっちゃったり、テーマだったものが薄まって一場面に下がっちゃったりして、ん?????となって行き詰まる。


あー大通りを散歩したい。