うみのくるしみ

よっこらしょっと重い腰をあげてさ

2021-02-01から1ヶ月間の記事一覧

地縁や血縁

個人的にはあまりテーマとしては置きたくないと思っている。(避けてると言われたらそれまでなんですが) それはそうと地縁からの解放を物語にした時にただの湿っぽい話でなく上京夢物語じゃなく、現実が潤うエンタメになる稀有な作家さんがいてね、山内マリコ…

一億三千万人のための小説教室

少し長いまえがきが体に染み込んで、すっかり元気になった。何かを捕まえようとしてぼーっとしていて確実に進んでいる手応えはあるのに何ができあがってるわけじゃない。でももし正解があるとしたら確実に正解っぽい挙動をしている。静かに歩いていれば神様…

失業クイーンの現在

悲しいほどに何も思いつかなくて不安になる。また明日に何かが繋がっているんだろうか。どうして同じ体を毎日毎日、使わないといけないんだろう。どうして毎日毎日、学校に行かないといけないんだろう。明日に繋がるものが何もなくて、なのに起きたら体は私…

言いたいことにひっぱられない

言いたいことがあるのか、ないのかあるべきなのか、そんなものはないほうがよいのか、まあ5年くらい悩んでるところでして。いつかのR18文学大賞の講評で辻村深月と三浦しをんが、説教くさい小説はちょっと……と言っていて、そらそうだよねとなった記憶が蘇っ…

喪失について

あえて原文で。https://hbr.org/2020/11/working-through-the-death-of-a-colleagueすごく大事なことが書いてある。悲しみを急かさない。https://www.dhbr.net/articles/-/7346訳文ならではの距離感。https://www.projectdesign.jp/202007/for-guess-after-c…

火を見た

昨日、久しぶりにたくさんの人、5人くらいの他人に会った。ずっと家で仕事をしていて、休みの日も彼氏や家族、気の置けない友人以外と会わない生活をしていたからあんなにたくさんの他人と会って仕事や食事をするのは半年ぶりだった。「こんにちは」と言って…

命が光って見えますか?

新興宗教が配ってる広報誌の見出しみたいだね。私は命、光って見えません。去年だか一昨年だかに買った「新潮別冊 平成の名小説」に収録されてた村田沙耶香の「生命式」を読んで、命が光って見えてるんだろうなーと思ったので。生命式作者:村田沙耶香発売日:…

もう3時、結局毎日もう3時

コロナ禍の現実世界が舞台の小説を書こうと思ってお風呂で思い浮かんだ雑なプロットを、いや書き上がったときは完璧では!??と思うほどよく練ったつもりだったプロットをもとに順調に書けていたが、さっき崩壊した。 設定に無理よりの無理があった。登場人…