うみのくるしみ

よっこらしょっと重い腰をあげてさ

他者への甘やかな信頼

時間が止まってくれやしないかと思う。もしくは今だけ、男でも女でもない他人の腕に包まれて知らない匂いに少々居心地の悪さを感じながら寝ポジを探ることで、このちょっとした絶望感を紛らわしたい。
「他者への甘やかな信頼」という10文字が目に入ってきた瞬間、すべてがつながった。糸がピンと張った。彼女とわたしの違い。わたしと世間の違い。あなたはもう本当に一人なんだよと言われた気がした。ピンと張った糸が張力に耐え切れなくなって、切れて、繋いでたものたちが底に散らばっている。もともと縦になんてつながってなかったものを、無理やりつなげた気になっていただけだけど。その方がわかりやすいから。でもまたバラバラになっちゃった、しかも届かない所で、あーあ。

本当のことを言うと心が楽になる、開き直って生きていける、この前まで30代が楽しみだなんて言ってたのに。つながりたいなんて、言葉の意味がわからない。生きていけないかもしれないな。なんでもいいから言葉をかけて、と言ってみたらそれは甘やかな信頼なのだろうか