うみのくるしみ

よっこらしょっと重い腰をあげてさ

さっき感動したこと

さっきね、自分だけじゃなくて他の人のことも、ああ、ずるいなあ〜うんうん、ずるい。でも仕方ないよね、厄介だよね、うん。と泣きながら頷けたので世界とちょっと距離が縮んだ気がして嬉しかった。そういう、人の、どうしようもない痛いところを仕方ないで片付けられなくて、延々こねくり回して納得したがる私も厄介なやつなので、そういう痛い思いをした日が心の中が社会みたいになっちゃってぎすぎすするんだけど。コロナ禍で一人の時間が増えて、絶対にその社会に侵されない神聖な部屋みたいなのが心?か頭?の中にできて、そこに駆け込むと守ってもらえる。社会はこわかったねって言ってもらって少しの間慰めてもらうと、まあいっかってなって出ていくとさっきまであった社会がなくなっている。不思議なことだ。不思議だけど、すごい。ちゃんと大人になってるじゃない、折り合いをつけて働いていて、とっても偉い。さあコーンスープを飲みましょう。

風が吹いてなくて寒くなくて無音で光が当たらないのに白く見える不思議な部屋があってね。